IJKの製品紹介
軸受とは
軸受とは、機械を構成する要素の一つで、回転や往復運動する相手部品に接して荷重を受け、軸などを支持する部品を言います。
軸受全般を総称して『ベアリング』と言うこともあります。
一般的な『ベアリング』は「内輪」「外輪」「転動体」「保持器」と呼ばれる部品で出来ています。
「内輪」と呼ばれる内側の輪と、「外輪」と呼ばれる外側の輪のすきまに、「転動体」と呼ばれるボールを入れ、
ボールが互いに接触しないよう均等に配置するための「保持器」で支え、円滑な転がり運動をする構造になっています。
軸受(ベアリング)
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単列深溝玉軸受
ベアリングの中では最も普及しているタイプで、さまざまな用途に使用されています。
主な用途:自動車のトランスミッションや電装品、モーターや家庭用およびオフィス機器などの電気部品など
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自動調心玉軸受
組み付け時に発生した軸芯の誤差や、軸のたわみによる誤差を調整する機能を持ったベアリングです。
主な用途:紡績機械やレントゲンフィルムなどの伝導軸など
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マグネト玉軸受
小型発電機用として開発されたベアリングで、外輪、内輪、玉付き保持器に分離できるので、組み付けや 取り外しが容易なベアリングです。
主な用途:小型の発電機(マグネト)、ジャイロ、計器など
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アンギュラ玉軸受
アンギュラと言う名称の由来は、Contact Angle(接触角)からきています。内輪、外輪、転動体が接触する角度をもっており、縦・横両方向の荷重を支える事ができるベアリングです。機械や設備の使用箇所に合わせ、組み合わせて使う事で一方向もしくは両方向の大きな荷重を支える事ができます。
主な用途:工作機械、精密機械、半導体設備、産業機械など
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複列アンギュラ玉軸受
組み合わせた2個のアンギュラ玉軸受の内輪と外輪を、それぞれ一体にした構造をしています。1個のベアリングで両方向および3種類の荷重に耐えられるベアリングです。
主な用途:自動車エンジン補機類、コンプレッサー、ミッションなど
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特殊仕様軸受
お客様のニーズに合わせ、様々な特殊仕様のベアリングをつくっています。
主な用途:自転車のハブ、チップマウンター、半導体設備